津波避難タワー
津波避難タワーとは
津波による被害が想定される地域の中でも、地震発生から津波到達までの時間的猶予や地理的条件等の理由により、近くの安全な高台等への避難が困難と想定される地域において、緊急的に一時避難をする場所として地域住民等が避難する施設です。
建設までの経緯
千代田地区は、市の南西部に位置し、西側が大阪湾浜寺水路に面し、広く住宅がひろがっており、商業、サービス施設等も南海本線高石駅や堺阪南線沿いに立地し、地域の東側には、広域避難地である鴨公園があります。整備地区の千代田6丁目については、津波避難計画上、居住地域のほとんど全域が、避難距離1キロメートル以上の避難困難地域であり、災害時要援護者等津波から逃げ遅れた地域住民等のために、地区内に津波からの一時避難施設の整備を行う必要がありました。
このため津波浸水想定区域である本地区の低層施設である市立高陽幼稚園の敷地内において、地域住民の緊急的な一時避難施設として津波避難タワーの整備を行い平成25年9月末に完成致しました。
建設内容
所 在 地 高石市千代田6丁目12番48号(高石市立高陽幼稚園敷地内)
構 造 鉄骨構造
施設規模
収容人数 約100名
施設の紹介
高陽幼稚園津波避難タワー電子ロック
高陽幼稚園正門、裏門及び津波避難タワーには、電子ロックが取り付けられています。震度5以上の揺れを感知すると、自動的に全ての電子ロックが解除されるようになっております。
そして、津波避難タワーの電子ロックには、手動で解除できるように入り口付近に解除スイッチを取り付けています。
なお、写真は、津波避難タワーの解除スイッチです。
太陽光発電付照明柱
津波避難タワーには、太陽光発電付照明柱を設置しています。
スイッチで点灯させることができ、最大で7日間連続で点灯させることができます。
災害時備蓄品入れ
災害時の備蓄品を保管するためのコンテナを2階に2基設置しています。