4種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ)

従来の3種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風)と不活化ポリオワクチンがひとつになったワクチンです。平成24年11月1日より定期予防接種ワクチンとして接種が始まっています。    

対象者

生後2から90か月に至るまでの者(7歳6か月になる前日まで)  

※令和5年4月1日から4種混合ワクチンの接種開始時期が、生後3か月から2か月に変更されました。

 

受け方

◆1期初回:20日以上、標準的には56日までの間隔で3回接種後(毎回、0.5ミリリットル皮下注射)

間隔が開いてしまった場合も必ず規定の回数を接種すること。  

◆1期追加:1期初回3回目終了後、6か月以上標準的には12~18か月までの間隔をおいて1回接種(0.5ミリリットル皮下注射)  

接種場所

市内指定医療機関(下記参照)

 

持ち物

母子健康手帳

予診票 (転入・紛失等でお持ちでない方は高石市役所地域包括ケア推進課でお渡しします)

   

費用

無料

 

百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオとは?

◆百日せき

百日せき菌の飛沫感染で起こります。普通の風邪のような症状ではじまり、続いてせきがひどくなり、真っ赤な顔をして咳き込むようになります。通常熱はでませんが、肺炎や脳症などの合併症を起こしたり、乳児では息ができずに死亡することもあります。  

◆ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主にのどですが、鼻からも感染します。症状は、熱、犬吠様のせき、呼吸困難などです。ジフテリア毒素を出して、神経や心臓の筋肉を侵します。  

◆破傷風

土に中にいる破傷風菌が傷口から人の体内に入ることによって感染します。菌が出す毒素によって口が開かなくなったり、けいれんを起こしたり、時には死亡することもあります。  

◆ポリオ

ポリオウイルスはヒトからヒトへ感染します。感染したヒトの便中に排泄されたウイルスが、口から入り、のど又は腸に感染します。感染しても、ほとんどの場合症状がでませんが、100人に5~10人は、カゼ様の症状をきたし、発熱や頭痛、嘔吐があらわれることがあります。また、1000人に1人の確率で手足の麻痺を起こすことがあります。

4種混合ワクチン

百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオを予防する不活化ワクチンです。

不活化ワクチンは不活化(殺した)ウイルスから免疫を作るのに必要な成分を取りだして病原性を無くして作ったもので、ウイルスとしての働きはありません。  

新型コロナワクチンと同時に接種することはできません。同じ時期に接種を希望される場合は、どちらかのワクチンを打ってから2週間の接種間隔を開けていただく必要があります。新型コロナワクチンを除く他のワクチンを受ける場合、接種間隔の制限はありません。

  

 

4種混合ワクチンの副反応

2種類の4種混合ワクチン臨床試験の結果、局所反応として、接種部位の痛み、発赤、腫脹、硬結の報告があります。また全身症状として、発熱、気分変化、せき、鼻漏、発疹、下痢等の報告があります。

きわめてまれに、重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー様症状、脳症、けいれん等が起こることがあります。

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 地域包括ケア推進課 保健予防係
〒592-8585
大阪府高石市加茂4丁目1番1号
電話:072-267-1160 ファックス番号:072-265-3100

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