○高石市各種健康診査実施要綱
平成16年3月8日
告示第21号
(目的)
第1条 この要綱は、高石市民に対して、特定健康診査、がん検診、肝炎ウイルス検診及び結核検診の各種健康診査(以下「健診」という。)を実施することによって、生活習慣病の予防をはじめ、疾病の早期発見と正しい健康意識の普及及び啓発を図り、もって市民の健康保持増進に寄与することを目的とする。
(健診の種類)
第2条 健診の種類は、次のとおりとする。
(1) 特定健康診査
(2) がん検診
ア 胃がん検診
イ 子宮がん検診
ウ 乳がん検診
エ 肺がん検診
オ 大腸がん検診
(3) 肝炎ウイルス検診
(4) 結核検診
(対象者)
第3条 健診を受けることができる者(以下「対象者」という。)は、市内に居住し、かつ、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)の規定により記録されている者であって、別表の健診の種類ごとに定める年齢に達しているものとする。ただし、その勤務する事業所等で健診を受けられる者を除く。
(受診回数)
第4条 受診回数は、第2条に規定する健診の種類ごとに、市長が別に定める。
(一部負担金)
第5条 健診を受けようとする対象者は、健診の一部負担金として別表に定める金額を負担するものとする。
(健診の無料受診)
第6条 市長は、第3条に規定する対象者のうち、生活保護法(昭和25年法律第144号)の規定により保護を受けている世帯に属する者については、一部負担金を無料とすることができる。
4 前項の規定により健診無料受診券の交付を受けた者が健診を受けようとするときは、当該無料受診券を提示しなければならない。
(健診の実施方法等)
第7条 健診の実施方法及び申込方法並びに健診の検査項目及び内容は、別表に定めるとおりとする。
(事業の委託)
第8条 市長は、健診の実施を第三者機関に委託することができる。
(その他)
第9条 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。
附則
この要綱は、平成16年4月1日から施行する。
別表(第3条、第5条、第7条関係)
種目 | 実施方法 | 対象者 | 申込方法 | 健診項目及び内容 | 一部負担金の額 | その他 | |
特定健康診査 | 集団検診 | 満40歳以上の生活保護受給者(無保険者に限る。) その他市長が必要と認める者 | 実施日に各会場にて直接申込み | 基本項目 問診・計測(身長・体重・BMI・腹囲)・血圧測定・診察・血液検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール・AST ALT γGTP・空腹時血糖・ヘモグロビンAlc・総コレステロール・血清尿酸・血清クレアチニン・貧血検査)尿検査(尿糖・尿蛋白・潜血) 詳細項目 心電図検査・眼底検査は一定の基準のうち医師が必要と判断した者 | 500円 | 判断区分は ① メタボリックシンドローム非該当 ② メタボリックシンドローム予備群 ③ メタボリックシンドローム該当 | |
がん検診 | 胃がん検診 | 集団検診 | 満40歳以上の者 | 申込み受付後 日程通知 | 問診・胃部レントゲン撮影(100mm以上間接撮影8方向)読影 | 500円 | 精密検査を要する者には当該検査のできる医療機関を紹介する。 |
子宮がん検診 | 集団検診 | 満20歳以上の女性(受診間隔は2年に1回) | 申込み受付後 日程通知 | 問診・視診・内診・子宮頸部細胞診 個別検診において内診等の結果、50歳以上で医師が必要と認める者に対しては、引き続き子宮体部の細胞診(子宮内膜)を行うものとする。 | 500円 | 精密検査を要する者には当該検査のできる医療機関を紹介する。 | |
個別検診 | 取扱医療機関へ | 要精検者、要医療者については、取扱医療機関が速やかに適切な指導を行う。 | |||||
乳がん検診 | 集団検診 | 満30歳代の女性(受診間隔は2年に1回) | 申込み受付後、日程通知 | 30歳~39歳:問診・視診・触診・超音波 | 500円 | (1) 判定区分 ① 異常なし ② 要観察 ③ 要精検 (2) 要精検者については、精密検査のできる医療機関を紹介し受診するよう指導する。 | |
満40歳以上の女性 | 同上 | 40歳~49歳:問診・視診・触診・マンモグラフィ(2方向) 50歳~:問診・視診・触診・マンモグラフィ(1方向) | 500円 ただし、当該年度の対象者でない方で昨年度受診されている方:1,000円 | ||||
個別検診 | 満40歳以上の女性 | 要予約 | 同上 | 同上 | |||
肺がん検診 | 集団検診 | 満40歳以上の者 | 申込受付後日程通知 | 問診・胸部レントゲン直接撮影 読影 喀痰細胞診(50歳以上喫煙指数600以上の喫煙者又は禁煙後6年以内の禁煙者 40歳以上で6か月以内に血痰があった者が対象) | 500円 | 精密検査を要する者には当該検査のできる医療機関を紹介する。 | |
大腸がん検診 | 集団検診 | 満40歳以上の者 | 申込み受付後日程通知 | 問診・便潜血検査(免疫学的検査2日法) | 500円 | (1) 判定区分 ① 異常なし(陰性) ② 陽性 (2) 陽性者については、精密検査のできる医療機関を紹介する。 | |
個別検診 | 取扱医療機関へ | ||||||
肝炎ウイルス検診 | 集団検診 | 40歳の節目検診 満41歳以上で過去に肝炎ウイルス検診を一度も受けていない者(節目外検診) | 申込受付 | 血液検査 C型肝炎ウイルス検査 HCV抗体検査で、低・中力価には、HCV抗原検査をHCV抗原検査で陰性の者には核酸増幅検査を実施する。 B型肝炎ウイルス検査 HBS抗原検査を実施する。 | 500円 | 精密検査を要する者には当該検査のできる医療機関を紹介する。 なお、受診は特定健康診査(集団)と同時に行うものとする。 | |
結核検診 | 集団検診 | 満40歳以上の者 | 申込受付後日程通知 | 肺がん検診で撮影をしたものを読影 |
| 精密検査を要する者には当該検査できる医療機関を紹介する。 |
様式 略