平成24年分 市長あいさつ

平成24年1月分 「絆 ~思いやり、温もりのあるまちづくり~」

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

昨年末開催いたしました「防災シンポジウム」では大阪府市長会を通じ被災地へ派遣され、仮設小中学校の建設に奮闘した2人の職員と岩手県大槌町伊藤教育長さんとの涙の再会に、会場が大きな感動につつまれました。

私が、大阪府市長会副会長(震災支援担当)として現地訪問した際、仮設校舎建設用地の確保に2人で奔走する姿に接し、私も帰阪後さっそく国に支援要請をお願いし、震災の6ヶ月後となる9月、2学期には間に合いました。

あの東日本大震災は、甚大な被害をもたらしました。その一方で、家族の絆、地域の絆、市町村の絆、日本の絆、人間の絆の大切さを教えてくれました。本市についても、東海・東南海・南海3連動地震が予測されており、この対策のため、来る1月19日、全市民・企業参加型の「津波避難訓練」を実施します。

基本的に健康な方は広域避難場所である鴨公園に徒歩で、要援護者の方は自宅の最寄りの避難ビルへ、(要援護者の方は自治会・自主防災組織等を通じ、事前に参加のお申し込みをお願いします。)また、小中学生や保育所幼稚園児等も、同時に避難訓練を行い、防災教育を行います。小さい町だからこそ、市民や企業そして行政が一体となって、お互い助け合う、災害に強い防災のまちづくりを進めることができる!と考えています。どうかご参加のほどよろしくお願います。

昨年8月には、この「防災のまちづくり」や「中学校給食の導入」など新たな政策課題にも対応しつつ、財政健全化の最終最大の課題である「土地開発公社の抜本的解決」をめざした第五次財政健全化計画案を策定しました。

ふりかえれば、平成15年4月、市長に就任以来、私の仕事は、まさに財政健全化との戦いの連続でありましたが、いよいよ“自立再生の総仕上げ”の段階になってきたと感じています。

具体的には、同公社の全保有土地を事業の選択と集中により整理し、事業化できる用地と短期集中的に買い戻し、売却処分等する用地にわけ、その上で残る用地については国の支援施策である「第三セクター等改革推進債」も活用し、最終的な清算を実施し、同公社の解散を行おうとするもので、そのため私を始め全職員の給与カットを断行します。

あわせて産業振興策についても、臨海部等に優良な企業を多く持つ本市の特性から、全国トップの産業振興策となる「企業立地等促進条例」をフル活用し、企業の設備投資を促し、産業空洞化をふせぎつつ、景気回復と雇用を促進し、ひいては税収増を図ります。

また、少子高齢化社会に対応した、思いやり、温もりのあるまちづくりとして、乳幼児医療助成の拡充や中学校給食の導入、加茂保育所の民営化による全面建て替えを実施します。そして、いよいよ地域活性化総合特区にも指定される運びとなってきた“健幸のまちづくり”SWC(スマートウェルネスシティ)も積極的に進めてまいります。

とくに、この1月1日施行で家族の絆、世代間の絆を大切にする住宅施策として、床面積が120平方メートルまでの新築や分譲マンション購入時の固定資産税の2分の1軽減をさらに4分の1引き下げることにより、二・三世代住宅の促進(下記リンク参照)を図り、ひいては人口の増加を目指してまいります。

本年も職員一同、あらゆる行政課題に対し全力で取り組んでまいりますので、引き続き温かいご理解とご支援ご協力をたまわらんことをお願いしますとともに、皆様のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成24年5月分 「防災、健幸のまちづくり」

新年度が始まり、早くも1か月が経ちました。

皆様におかれましては、ご健勝のことと心よりお慶び申し上げます。

一斉に咲いた満開の桜の下、小中学校で入学式が行われ、新入学生の子どもたちが緊張の面持ちで礼儀正しく、校長先生のお話を聞き入っている初々しい姿が、いよいよ新しい年度がスタートしたことを告げてくれていました。

 

去る3月議会および臨時議会では、新年度の当初予算等すべての議案を可決・承認頂き、また新副市長の選任の人事案件もご同意頂き、無事閉会し、4月1日付けで人事体制も一新、市行政としても新たなスタートを切ることができました。平成24年度の施政方針や予算の概要については、広報等で発表させて頂いておりますが、「市民とともに創る防災・“健幸”のまちづくり」を中心に市政運営の方針と施策の大綱を表明しました。詳細については本文をご覧頂ければと存じますが、以下その主旨について私の考え方を申し述べます。

 

「防災」のまちづくりについて

東日本大震災以降、四方を海に囲まれた国土で、海岸に面した自治体にとってこの地震津波対策の強化は今や最重点課題となってまいりました。

本年1月19日に、全市民・企業参加型で実施した津波避難訓練には、人口の1割を超える7900人もの方々のご参加があり、改めて津波に対する市民の関心の高さを実感させていただきました。そして防災アドバイザーとして関西学院大学の室崎教授や元総務省消防庁の国民保護・消防部長であられた幸田氏(現中央大学教授)等の学識者にもご協力頂き進めてまいりました「地域防災計画(暫定版)」を、今3月議会で報告したところです。

先般、内閣府の検討会で東海、東南海、南海地震などが連動する南海トラフ巨大地震の津波想定高が4.0Mと発表されました。今年度は11月18日に津波避難訓練を実施する予定でありますが、それまでに今回実施したアンケートで市民の皆様から頂いた意見を参考に、防災無線の充実などより体制を強化しつつ、決して油断することなく今後ともより強固な災害に強いまちづくりを進めてまいります。

また、そのためには、従来進めてきた連立や再開発・街路等の都市基盤整備についても、さらに防災の役割面を強化しなければならないと考えています。 さっそく、今当初予算において防災体育館の建設や庁舎の耐震化、臨海部の道路の液状化対策を計上し、取り組んでまいります。

 

「健幸」のまちづくりについて

いよいよ国の地域活性化総合特区にも指定された“健幸のまちづくり”SWC(スマートウェルネスシティ)も積極的に進めてまいります。

近年、健康を取り巻く環境は大きく変化し、食習慣や運動不足などが原因となるがん

や糖尿病をはじめとする生活習慣病が増加し、医療費や介護給付費の増加が大きな社会問題になっています。

 

やさしさと活力あふれる“健幸(けんこう)”のまち」を基本理念とした、第4次高石市総合計画を策定し、市民一人ひとりが社会の一員として家庭や地域において健康を大切にし、生涯を通じて幸福に暮らせるまちづくりを推進しています。今般、平成26年度を目途とした「スマートウエルネスシティたかいし」基本計画を策定し、体力年齢の若返りや医療費などの低減が図れる市民健康づくり教室の実施や、誰もが利用できるウォーキングロードの整備等を行い、市民の皆様が自ら気軽に生活習慣病の予防や健康長寿の実現に取り組んでいただけるよう後押しし、「まちの中で生活することが自ずと健康と幸福につながる“健幸”のまちづくり」を推進してまいりたいと存じます。

 

具体的には自然と歩きたくなり、歩くことにより健康づくりが促進される道づくりとして、ハード面で、南海中央線から芦田川遊歩道、さらに新村北線につながるウォーキングロードを整備します。あわせて芦田川ふるさとの川整備浸水対策としての河川改良事業とあわせて「やわらかな水辺のある快適な歩行空間」を創出するため、遊歩道の整備や芦田川ふるさと広場を多くの市民が集うセントラルパークとして整備します。なお、街路事業については、これを進めることにより懸案である土地開発公社の債務の解消にもつながります。

また、ソフト面では「市民健幸づくり教室」をスポラたかいしで実施し、生活習慣病予防や介護予防を推進します。これらの施策により、慢性的な赤字が続く国民健康保険や介護保険の医療費や介護給付費の増加抑制をはかりたいと考えています。

 

長年の課題であった南海本線の連続立体交差事業も、本年度は国から予算要求の100%の内示を頂き、着々と工事の最盛期を迎える中、羽衣駅周辺整備や高師浜線の活性化とあわせてブランド戦略の取り組みなどを進めるため、橋爪紳也府立大学教授にも参画をいただき「高石市ブランド戦略公共交通活性化検討委員会」を立ち上げる運びとなりました。今後はソフト面からも、本市の活性化に大きなインパクトを頂戴できることと期待しています。

 

平成24年8月分 「公共交通ブランド戦略・防災のまちづくり」

盛夏の候、厳しい暑さが続きますが、皆様におかれましては、ご健勝のことと心よりお慶び申し上げます。
さる6月市議会では、高石市暴力団排除条例制定や補正予算などすべての議案を可決・承認頂きました。

 

まず、公共交通活性化・ブランド戦略について、いよいよ本格的な高架化工事に入った南海本線の連立事業にあわせて、羽衣駅周辺~高師浜線を活性化すべく、5月に立ち上げた高石市ブランド戦略公共交通活性化検討協議会(会長:橋爪紳也 大阪府立大教授)のもと、観光・ブランド化等による本格的な地域活性化に取組んでまいりたいと考えています。
その協議会の提言を受け、ブランド戦略の第一弾として、本市のブランドイメージをかつての白砂青松の海岸をイメージした“羽衣天女”とすることとし、8月5日(日曜日)に羽衣駅周辺で行なわれる「羽衣七夕まつり“楽市楽座”」でデザインを発表する予定です。

また、9月1日(土曜日)より高師浜駅と伽羅橋駅の自転車駐車場を無料とし、あわせてエコ通勤・通学を促進すべく、無料のレンタサイクル事業をスタートします。

 

一方、来る8月18日(土曜日)にはアプラ大ホールで、「関西国際空港を活かした観光・ブランド戦略」をテーマに、地域活性化シンポジウムを開催します。(下記関連リンク参照)7月に新会社を設立した関西国際空港が、LCC就航等により、さらなるインバウンドの拡大が期待される中、膝元の本市を含め泉州、大阪、近畿各自治体がそれぞれ個性的な観光・ブランド戦略を打ち出すことで、世代を越えアジアとの国際交流をより活発化し、ひいては関西の文化・経済の活性化につなげようという主旨で、本市が現在進めている羽衣駅周辺~高師浜線~浜寺水路等の活性化への取り組みを事例として、広く関係自治体や経済団体、市民にアピールを行うものであります。

 

次に、災害に強い防災のまちづくりについては、現在、災害時の防災拠点となる市庁舎の耐震化や防災体育館の建設、加茂保育所の民営化による全面建て替えなどの取り組みを進めていますが、残る公立幼稚園、保育所についても耐震化を進めてまいります。公立幼稚園については昨年8月の「幼稚園再編等検討委員会」からの提言を受け、幼稚園については概ね20人以上のクラス編成をという、適正規模・配置という考え方から、統合される3園の耐震化を来年夏休みに行い、また未耐震の羽衣保育所については、国の支援が手厚い「安心子ども基金」を活用し、民営化により全面建て替えを進めてまいります。 

 

また、今年度11月18日(日曜日)に予定している第2回津波避難訓練に向けて、「防災まちづくり勉強会」を各自治会・自主防災組織ごとに実施しております。(下記関連リンク参照)

その勉強会においては、避難路(ルート)の確定や津波避難ビルとの協定を行い、また社会福祉協議会・民生委員さんにも協力を得て災害時要援護者リストの作成など、津波発生から到達までの1時間40分をフルに活かした避難誘導計画をまとめ、1人の犠牲者も出さない!ことを目標に、より実践的な充実した訓練を実施したいと考えています。 

 

さて、これから、いよいよ夏本番を迎えます。ご承知の通り、今年は電力不足が見込まれています。本市としては、高齢者や子どもたちのために公共施設の一室を冷房し開放する「熱中症シェルター」を開設していますのでお気軽にご利用ください。また、同時に庁舎等の節電対策に取り組みますが、どうか市民の皆様におかれましても節電にご協力のほどよろしくお願いします。  

今後ともあらゆる行政課題に対し、職員一丸となって全力で取り組んでまいります。

 

引き続き温かいご理解とご支援ご協力をたまわらんことをお願いしますとともに、どうか皆様もご自愛頂き、ご健康でお過ごし頂きますよう、心よりお祈り申し上げます。

平成24年10月分 「祭囃子とともに秋冷を感じます」

さて、先般開催された9月議会では、地域防災計画の見直しやそれにあわせた災害に強い防災のまちづくりを推進するための関係議案として、防災行政無線拡充の契約、住宅のRC(鉄筋コンクリート)造や防火建築物への建替促進策、企業の防災設備投資への支援策、また災害時に避難所となる学校に自家発電設備等を導入する予算をはじめ、公共交通ブランド戦略・地域活性化の一環として、南海羽衣駅からJR東羽衣駅のペデストリアンデッキ(連絡橋)の計画、財政健全化達成に向けた最終・最大の課題である土地開発公社健全化、羽衣保育所の民営化による全面建替えに向けた仮設園舎、さらなるごみの減量化を進めるための一部従量制(下記リンク参照)の導入など、すべての議案や予算をご可決・ご承認いただきました。 私ども市行政と致しましてはそれぞれ政策課題の着実な実施に向け、今後とも精力的に取り組んでまいります。

 

とくに災害に強い防災のまちづくりについては、来る11月18日(日曜日)に津波総合避難訓練を実施します。

 

さる1月19日に7900人もの多くの市民の皆様のご参加をたまわり、全市民を対象にした津波総合避難訓練を、初めて実施しましたが、当日実施したアンケート等で「防災無線が聞こえなかった。」等のご意見も承りました。それらのご意見も参考にしまして、訓練当日までに20箇所(27箇所を47箇所へ)新たに防災無線を増設してまいります。 また、先般、高石防災協会から津波避難誘導表示板のご寄贈をお受け致しました。(下記リンク参照)これも早速、各地域の電柱等に掲示し、市民の皆様の避難誘導の目印として役立てて行きたいと考えています。自主防災組織も、1月当時は52自治会中、44であったものが現在は47と結成率も90%を超え、先般、京都大学の牧先生にご指導頂き、実施した防災まちづくり勉強会では、住民と行政が一体となり、自主避難ルートも策定しました。要援護者リストについては、民生委員協議会や社会福祉協議会にもご協力頂きながら、より精度を高めて作成しています。

 

防災訓練の回数を重ねるごとに課題点を解決しながら、より災害に強い防災のまちづくりを着実に進めてまいります。「犠牲者を一人も出さない!」をモットーにこれからも全力で取り組んでまいりますので、どうか市民の皆様のご参加とご協力を心よりお願い申し上げます。

 

以上、今後とも、愛すべき郷土高石のため、財政健全化の達成をめざしながら、少子高齢社会をふまえた福祉・教育・子育て支援の充実を進め、連立事業の推進にあわせた羽衣駅周辺の整備など地域活性化の取り組みや、さらには災害に強い防災のまちづくりなど数々の課題の解決にむけて全力で取り組んでまいります。 今後とも市民の皆様の温かいご理解とご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

結びになりますが、教育委員会に異動がありました。宇田川教育委員長が退任され、その後任に教育委員会において佐野教育長が選出され、その佐野教育長の退任に伴い、新たに藤原教育長が就任されました。

 

宇田川、佐野両先生におかれましては、長年、それぞれ教育委員長・教育長として高石市の教育行政にご尽力頂きました。とくに、学校耐震化については、全国ワースト1という状況から一気に100%を達成し、さらに電子黒板によるIT授業の導入などの学校ICT化や全教室にエアコン整備するなど学校教育環境の充実を熱心に進めて来られました。(この高石市教育委員会の先進的な取り組みは、国内の自治体はもちろん、先日、韓国の教育機関も視察にくるほどで、非常に注目を浴びています。)(下記リンク参照)この間の教育委員会各位のご尽力に深く感謝申し上げます。

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