平成23年分 市長あいさつ

平成23年1月分 「新年を迎えて」

新年明けましておめでとうございます。

皆様方におかれましては清々しい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

さて、昨年は懸案であった、全小中学校の100%耐震化をはじめ、全国に先駆けた幼保一元化による認定こども園の導入など、さまざまな行政課題への取り組みを着実に進めることができました。これは、市議会をはじめ市民のみなさんの温かいご理解とご協力のおかげと深く感謝いたします。

また、本年4月からは、本市の今後10年の将来ビジョンである「第4次高石市総合計画」に基づくまちづくりが始まります。この第4次高石市総合計画の基本理念である「市民主体のやさしさと活力あふれる"健幸"のまち」をめざして、愛すべき「ふるさと高石」のさらなる発展に向け、今まで以上にがんばってまいりますので、引き続き温かいご理解とご支援をよろしくお願いします。

本年の皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成23年2月分 「高石市新年互礼会でのあいさつ より」

8年前の平成15年4月、私の市長就任時、本市は財政危機に直面していました。とにかく赤字再建団体への転落回避のため、財政健全化~行財政改革に取り組み、総額30%もの人件費の削減など成果を上げることができました。その結果、平成21年度一般会計においては決算で経常収支比率でも100%を切るなど(98.2%)、皆様のご理解ご協力のおかげで、財政健全化を着実に実行することができました。

このような中、とくに今期(平成19年度から22年度までの4年間)においては、学校耐震化など様々な行政課題について大きな成果をあげることができました。

遅れていた学校施設の耐震化については、財政健全化の中にありながらも、国の支援を的確に最大限活用することにより、全国ワースト1から一気に100%達成することができ、併せて学校ICT化、全小中学校へのエアコンの設置など、全国的にもトップクラスの学校教育環境へと飛躍的な充実につながりました。

また、子育て支援と幼児教育の充実をめざした幼保一元化による「とりいし認定こども園」も、全国に先駆けた民営化により、4月に新たな園舎でスタートします。これにより「待機児童ゼロ」を達成する見込みとなっています。

他にも、子どもたちの通学や高齢者の安全確保を図る、JR阪和線富木駅のバリアフリー化(今春完成予定)など、数多くの政策や事業が実現できましたのも、ひとえに議会や市民の皆様の温かいご理解ご支援を頂戴したことがその大きな要因だと考えています。あらためて皆様の温かいご理解とご支援に心から深く感謝申し上げます。

さて、これからは安全・安心のまちづくりをさらに進めてまいります。

まず「南海本線の連続立体交差事業」の完成です。本年夏ごろには本体工事に着手し、平成28年度の本線高架工事完成をめざしてまいります。そして連立完成にあわせて、駅周辺を整備し、特に、羽衣駅の再開発について取り組みを進めてまいりたいと考えています。また、この羽衣駅北側とJR東羽衣駅のバリアフリー化も課題であることから、現在南海電鉄・JR西日本・大阪府、そして高石市で協議の場を持ち検討を進めています。

また、芦田川改良工事については平成25年の完成をめざし、周辺の住民の方々にもご参加いただきワークショップ形式で基本計画をつくってまいりましたが、地下に河川を拡張整備し治水機能を高めながら、その上は「せせらぎ遊歩道」とし、市民の皆様に水と緑の憩いの空間を創出する「ふるさとの川整備事業」として、豪雨対策と潤いのある環境整備を同時に完成することになります。

都市計画道路「南海中央線」についても早期完成をめざし取組みを進めてまいります。また、「新村北線」についても早期に道路開通をめざして推進していく予定です。

なお、この道路整備は、本市の財政課題でもある土地開発公社の健全化のためにも重要であります。過去より事業予定の用地を同公社で金融機関から融資を受け先行買収してきたものですが、この南海中央線の公社保有地だけでも約42億円(平成22年9月末現在)で、全保有高約113億円の4割もの債務残高を持っており、この南海中央線の整備を進めることでこの債務を解消することにもつながることとなり、歩道をしっかり確保した子どもたちや高齢者にとっても安全で安心な道路であり、かつ財政健全化からも必要不可欠な道路づくりなのです。

このような安全・安心の道路網が完成し、またこの道路の南端には民間活力を導入し、従来の温水プールに加え、フィットネスジム等を整備した「スポラ高石」もありますので、この道路を、歩いていて楽しい、またウォーキングコースとして健康増進にもつながる、第4次総合計画の目標の1つである「”健幸”のまちづくり」の拠点とできればと考えています。

もちろん「産業振興」も引き続き推進してまいります。平成19年6月に制定した企業立地等促進条例などにより、本市では臨海部を中心に積極的な設備投資が進められた (7社:55億5千万円)結果、リーマンショック等の経済危機に直面したものの、市税収入全体としては100億円超の高い水準を維持することができました。今後とも商工業はじめ企業の皆様にも頑張っていただけるよう産業振興に取り組んでまいります。 最後に、私は、人口6万人の小都市でありながら産業構造も力強く、行政と議会そして市民が一丸となって、愛すべき郷土たかいしのために一致団結し、総力を挙げて頑張る!というどこにも負けない本市の特長を最大限生かし、これまで以上に「やればできる!必ずやり遂げるんだ!」という強靭な信念を持って取組めば、必ずや自立再生を達成することができると確信しています。

これからも、次の10年間のビジョンである第4次総合計画の「市民主体のやさしさと活力あふれる”健幸”のまち」の基本理念にもとづき、市民の皆様に「住んでよかった」「ずっと住み続けたい」と言っていただける、そんな明るく元気な、夢と希望あふれる小さくとも健やかで幸福に暮せるまち”ウェルネスシティたかいし”の未来像を実現するため、これからも、市議会をはじめ郷土たかいしを愛する市民の皆様と共に、エネルギッシュで、常にポジティブに、職員一同、今まで以上に走り続ける所存です。

どうか、引き続き皆様の温かいご理解、ご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。

平成23年4月分 「安心・安全のまちづくり」

市民の皆様方には、平素より市政各般に温かいご支援ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

まずもって、3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震により、多くの尊い命が失われました。ご遺族に心からお悔やみ申し上げ、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

本市としましては、早速、被災地への職員派遣や救援物資の緊急輸送等に取り組んでおりますが、並行して、市民の皆様からの義援金や救援物資の受け付けも実施しておりますので、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げます。(下記リンク参照)

本市では、これまで「安全・安心のまちづくり」について積極的に取り組んできました。 まず、学校の耐震化については、この3月末で、おかげさまで市内の小・中学校すべての学校耐震化を100%達成(下記リンク参照)することができます。当然、これら学校施設は、いざというとき避難場所になるため、耐震化は絶対条件です。

また、おかげさまで、子どもたちや高齢者の方々などの踏切での安全対策を図るべく、JR阪和線富木駅のバリアフリー化と地下道自由通路化も4月には完成します。

さらに、南海中央線などの道路整備についても、旧西友前通り(府道信太高石線)から芦田川ふるさと広場の間の用地買収が概ね完了しましたので、平成25年度の完成に向け、歩道をゆったり確保した安全・安心の道路づくりを進めることができます。また、小池公園までの間も昨年末に事業認可をいただき、アリオ鳳からの車の流入に対する安全対策のための延伸を図ると同時に、この道路へとつながる芦田川改良事業も順調に進んでいます。芦田川改良事業とは、地下河川化により、浸水対策の抜本的解決を進め、上部に、水・緑あふれる「せせらぎ遊歩道」を整備するものです。

先般、南海本線の踏切事故で、残念なことに尊い人命が失われました。こういった踏切事故対策の抜本的な解決策は、連続立体交差化の早期完成です。平成28年度の本線高架工事完成をめざし取り組んでいます。

これら安全・安心のまちづくりを進めることは、いざ災害時には避難・救援の輸送路となり、市民の生命財産を守る基本となります。しかし、こういうハード面の整備だけではなく、安全・安心のまちづくりが100%達成するためには、防災に対する市民の意識や地域の取り組みが必要です。

平成17年、本市では津波ハザードマップ(下記リンク参照)を作成し、避難訓練を行うなど取り組みを進めてきましたが、今回のことを見ても、子どもや高齢者の方々など、助けを必要とする人々をできるだけ高い建物等に導くなど初動態勢としての地域住民自らによる的確・迅速な避難誘導が大切であると改めて感じています。そういう点からも、本市においても、自主防災組織の結成促進や消防団の育成・訓練など、地域防災力をより一層向上することが不可欠です。

今後とも安全・安心のまちづくりに全力で取り組んでまいりますので、引き続き、皆様の温かいご理解ご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。

平成23年7月分「より安全・安心なまちづくりをめざして」

6月議会が終わり、補正予算をはじめ、すべての議案について可決いただきました。私にとりましては改選後初めての予算編成となりました。3月議会で可決いただいた平成23年度当初予算については、改選前でしたのであくまで骨格予算であり、継続的な事業等の予算編成でした。今回は新規事業なども含めた肉付け予算となります。また、今任期中の4年間を見通した「施政方針」も発表させていただきました。(下記参照)   施政方針につきましては、大きく3つの行政課題といたしまして、 1.防災対策とより安全・安心なまちづくり 2.思いやり支えあう温もりのあるまちづくり 3.健幸のまちづくり(スマートウェルネスシティ) を掲げております。   そのため、今回の補正予算といたしましても、特に、これらの3点に重点をおいた経費を計上し、補正予算を編成いたしました。

その主な内容について概略を申し上げますと、まず「1.防災対策とより安全・安心なまちづくり」についてですが、近い将来発生が予想されている東南海・南海地震に対する津波ハザードマップ及び地域防災計画について、大阪府の浸水被害想定や津波対策の見直しとの整合性を図りながら見直しを進めます。

また、地域防災力の強化には行政だけでなく地域のご協力も必要ですので、今年度内にはすべての自治会において自主防災組織を結成していただけるよう働きかけ、全ての自主防災組織のリーダーに市の携帯型無線機を配備し、スピーディーな情報伝達が図れる取り組みを実施してまいります。自主防災組織や消防団などの地域における避難誘導のリーダーの育成により、避難場所として、耐震化100%を完了した学校を中心に市民を迅速に避難誘導し、市民の皆様の生命を守る体制を整備します。

加えて、津波浸水区域外に避難できない場合も想定し、緊急的な避難場所として民間の高層建築物を利用できるような体制の整備にも取り組みます。 

防災訓練についても市民はもちろん、小中学生等も対象に実施し、また大阪府と連携して臨海部の災害を想定した訓練にも取り組む予定です。

そして、石油化学コンビナートを持つ全国の自治体間の防災協定づくりにも取り組みます。

今回の東日本大震災のように、一つの都市がその機能を失い、また、その近隣地域でも同様の被害を被っている状況においては、近隣自治体はもとより、全国の自治体からの支援が必要となります。

私ども石油化学コンビナートが所在する自治体にとっては、その災害の特殊性から市民の安全・安心を守るための対策が再認識されたところであり、全国的な災害時相互応援体制の必要性が以前にも増して高まってきたと考えています。

このため、災害時相互応援協定を結び、災害発生直後に全国のコンビナートを持つ自治体に情報発信し、災害の規模をできるだけ最小限にするために迅速に全国から泡消火剤タンク車を結集し、住民の救援・支援などの対応を全国ネットの助け合いで、素早く行うことが重要であると確信しています。

なお、大阪府市長会における災害復興支援担当の副会長に就任したことから、被災地への支援も積極的に行ってまいります。

実は、先日(5月25~26日)大阪府がカウンターパート型支援を行っている岩手県の大槌町と陸前高田市へ伺いました。大槌町の東梅副町長(当時)や陸前高田市の戸羽市長と直接面談し、今後の支援策等について協議を行ってきました。

TVや新聞報道よりも想像を絶する甚大な被害で、今後、復旧・復興に向け、長く粘り強い支援が必要になるので、府下の各自治体とともに引き続き人的支援はもちろん、物心両面の温かい支援を行ってまいります。

「より安全で安心なまちづくり」については、災害に強いインフラ整備として、南海本線の連続立体交差事業、芦田川改良事業、平常は子どもたちの安全な通学路や高齢者の安心の道路、災害時には避難・救援の道路ともなる南海中央線など街路事業の早期完成をめざします。

コンパクトシティならではのハード面の充実と市民相互の理解と協力によるソフト面の連携が機能する、より安全・安心で幸せな小都市をつくる構想です。

次に、「2.思いやり支えあう温もりのあるまちづくり」ですが、これは子ども、高齢者、子育て世代を守る施策を講じてまいります。

まず、子どもを守り、子育て世代を支援すべく、来年度の高南中学校を皮切りに、市内すべての中学校で給食を導入し、乳幼児医療助成の拡充は早期に計画的に実施し、高齢者や障がい者の安否確認などに取組みます。

特に、それら世代が共生できる2世代・3世代住宅の促進を進めるなど、思いやり支えあう温もりのあるまちづくりを進めます。具体的には、独居や高齢者の住宅政策として、税の軽減や土地利用の規制緩和等で、2世代・3世代住宅を促進したいと考えています。これは高齢者が安心して暮らせるとともに、何かと負担の多い子育て世代の負担軽減をはかり、親世代と同居(近居)できる、子どもも高齢者も子育て世代も、生涯にわたって住み続けていただける高石市ならではの助け合い、支えあう、温もりのあるオンリーワンの住宅政策です。この為に6月補正で住生活基本計画の予算を計上いたしました。

そして、「3.健幸のまちづくり(スマートウェルネスシティ)」ですが、南海中央線の整備に合わせて、健康ウォーキングロードを整備し、健康増進の拠点としてリニューアルしたスポラ高石とも連携しながら、健康度チェックを行い、生活すること自体が健康で幸福につながる、「スマートウェルネスシティ」を目指し、これも、そのための基本計画を策定します。

最後に、財政健全化についてですが、本市におきましては、平成15年からこれまで四次にわたる財政健全化計画案を策定し、自立再生をめざして不断の取組みを進め、人件費総額の30%を超える削減や産業振興による税収増などで、一定の成果をあげてまいりました。

今後、上記の防災対策、子ども高齢者を守り、子育て世代を支援し、より安全で安心なまちづくりを進めるなど、新たな行政課題の解決や、土地開発公社の健全化など、自立再生の総仕上げを達成するため第5次の財政健全化計画を9月に向け策定し、さらなる財政健全化~行財政改革に取り組んでまいります。

結びに、私たちの愛すべき郷土たかいしは、小都市であるからこそ、市民の顔が見える、息づかいが感じられるまちであります。

平生より、小さなお子さんからお年寄りまで、人と人とがふれあい、思いやり支えあうことができ、災害時には市民相互による助け合いが可能な、また、徒歩圏内で生活のすべてが完結できる利便性が高い、まさにコンパクトシティそのものであります。

そして何より、小さいからこそ、子どもから高齢者まですべての市民の願いを叶えるべく、市民と議会、そして行政が一体となって力を合わせて、これまで様々な課題を乗り越えることができました。今後ともより一層、市民と議会、そして私ども行政が一体となり、つねにポジティブに取り組んでいけば、必ずや様々な課題を克服できるものと確信いたしております。

小さくとも幸福なまち高石市のさらなる発展をめざし、引き続き、職員一丸となり、全力をあげて取り組んでまいる所存であります。

市民の皆さまの温かいご理解とご支援、ご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げます。

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