市長よりごあいさつ
防災、健幸のまちづくり

新年度が始まり、早くも1か月が経ちました。
皆様におかれましては、ご健勝のことと心よりお慶び申し上げます。
一斉に咲いた満開の桜の下、小中学校で入学式が行われ、新入学生の子どもたちが緊張の面持ちで礼儀正しく、校長先生のお話を聞き入っている初々しい姿が、いよいよ新しい年度がスタートしたことを告げてくれていました。
去る3月議会および臨時議会では、新年度の当初予算等すべての議案を可決・承認頂き、また新副市長の選任の人事案件もご同意頂き、無事閉会し、4月1日付けで人事体制も一新、市行政としても新たなスタートを切ることができました。平成24年度の施政方針や予算の概要については、広報等で発表させて頂いておりますが、「市民とともに創る防災・“健幸”のまちづくり」を中心に市政運営の方針と施策の大綱を表明しました。詳細については本文をご覧頂ければと存じますが、以下その主旨について私の考え方を申し述べます。
防災のまちづくりについて
東日本大震災以降、四方を海に囲まれた国土で、海岸に面した自治体にとってこの地震津波対策の強化は今や最重点課題となってまいりました。
本年1月19日に、全市民・企業参加型で実施した津波避難訓練には、人口の1割を超える7900人もの方々のご参加があり、改めて津波に対する市民の関心の高さを実感させていただきました。そして防災アドバイザーとして関西学院大学の室崎教授や元総務省消防庁の国民保護・消防部長であられた幸田氏(現中央大学教授)等の学識者にもご協力頂き進めてまいりました「地域防災計画(暫定版)」を、今3月議会で報告したところです。
先般、内閣府の検討会で東海、東南海、南海地震などが連動する南海トラフ巨大地震の津波想定高が4.0Mと発表されました。
今年度は11月18日に津波避難訓練を実施する予定でありますが、それまでに今回実施したアンケートで市民の皆様から頂いた意見を参考に、防災無線の充実などより体制を強化しつつ、決して油断することなく今後ともより強固な災害に強いまちづくりを進めてまいります。
また、そのためには、従来進めてきた連立や再開発・街路等の都市基盤整備についても、さらに防災の役割面を強化しなければならないと考えています。 さっそく、今当初予算において防災体育館の建設や庁舎の耐震化、臨海部の道路の液状化対策を計上し、取り組んでまいります。
「健幸」のまちづくりについて
いよいよ国の地域活性化総合特区にも指定された“健幸のまちづくり”SWC(スマートウェルネスシティ)も積極的に進めてまいります。
近年、健康を取り巻く環境は大きく変化し、食習慣や運動不足などが原因となるがんや糖尿病をはじめとする生活習慣病が増加し、医療費や介護給付費の増加が大きな社会問題になっています。
このような状況を踏まえ、本市では、「市民主体のやさしさと活力あふれる“健幸(けんこう)”のまち」を基本理念とした、第4次高石市総合計画を策定し、市民一人ひとりが社会の一員として家庭や地域において健康を大切にし、生涯を通じて幸福に暮らせるまちづくりを推進しています。今般、平成26年度を目途とした「スマートウエルネスシティたかいし」基本計画を策定し、体力年齢の若返りや医療費などの低減が図れる市民健康づくり教室の実施や、誰もが利用できるウォーキングロードの整備等を行い、市民の皆様が自ら気軽に生活習慣病の予防や健康長寿の実現に取り組んでいただけるよう後押しし、「まちの中で生活することが自ずと健康と幸福につながる“健幸”のまちづくり」を推進してまいりたいと存じます。
具体的には自然と歩きたくなり、歩くことにより健康づくりが促進される道づくりとして、ハード面で、南海中央線から芦田川遊歩道、さらに新村北線につながるウォーキングロードを整備します。あわせて芦田川ふるさとの川整備浸水対策としての河川改良事業とあわせて「やわらかな水辺のある快適な歩行空間」を創出するため、遊歩道の整備や芦田川ふるさと広場を多くの市民が集うセントラルパークとして整備します。なお、街路事業については、これを進めることにより懸案である土地開発公社の債務の解消にもつながります。
また、ソフト面では「市民健幸づくり教室」をスポラたかいしで実施し、生活習慣病予防や介護予防を推進します。これらの施策により、慢性的な赤字が続く国民健康保険や介護保険の医療費や介護給付費の増加抑制をはかりたいと考えています。
長年の課題であった南海本線の連続立体交差事業も、本年度は国から予算要求の100%の内示を頂き、着々と工事の最盛期を迎える中、羽衣駅周辺整備や高師浜線の活性化とあわせてブランド戦略の取り組みなどを進めるため、橋爪紳也府立大学教授にも参画をいただき「高石市ブランド戦略公共交通活性化検討委員会」を立ち上げる運びとなりました。今後はソフト面からも、本市の活性化に大きなインパクトを頂戴できることと期待しています。
幸い4月より、大阪府と国土交通省から副市長をお招きすることができました。非常に心強い思いです。新年度も、引き続き、あらゆる行政課題に対し、職員一丸となり全力で取り組んでまいります。どうか、市民の皆様におかれましても、今後とも変わらぬ温かいご理解とご支援ご協力をたまわらんことをお願いしますとともに、皆様のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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