たばこ

喫煙と健康

喫煙は、肺がん等、多くのがんや虚血性心疾患、脳血管疾患などの疾患の主要な原因で、早期死亡を引き起こす原因の中で避けることができるものです。また、たばこの煙は、喫煙者本人のみならず、喫煙者の周囲の者に対しても、受動喫煙による肺がんや心筋梗塞などの危険因子となります。特に、小さな子どもは、たばこの煙によって、大人とは異なる影響を受ける可能性があります。
高石市でのたばこ対策は、たばこの健康影響についての正しい知識の普及啓発、禁煙サポート、受動喫煙防止の推進に努めています。

たばこの害

たばこの煙の中には、約4000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち200種類以上は有害物質(ニコチン・一酸化炭素・タール等)です。これらが鼻や口から入り、肺や体の隅々まで達するため、さまざまな器官に悪影響を及ぼします。

 

美容の大敵

タバコを吸っていると皮膚のハリがなくなってきて、目じり・口周りなどのしわが増えます。

 

受動喫煙とは

たばこの煙には、喫煙者が吸う「主流煙」と、火の付いたたばこの先から出る「副流煙」があります。たばこの煙には、200種類以上の有害物質が含まれていますが、その有毒物質の大半は、副流煙のほうが多く含まれています。この副流煙を自分の意思とは関係なく吸い込んでしまうことを『受動喫煙』といいます。
たばこは、喫煙者の健康を害するのはもちろんですが、受動喫煙によって非喫煙者の健康も害しています。特に、成長過程にある子どもは、健康被害を受けやすいことがわかっています。

「健康増進法」第25条では、学校・病院・百貨店・事務所・飲食店などの多数の人が利用する施設の管理者は、受動喫煙防止の措置に努めなければならないとされています。

大阪府では、官公庁などの公共施設をはじめ、民間施設も含めた禁煙化を進めていくために、「全面禁煙」している施設を募集し、府ホームページで施設を公表し、全面禁煙をPRするステッカーを無料で渡しています。申請の条件など詳しくは、大阪府のホームページをご覧ください。

受動喫煙による家族への影響

子どもへの受動喫煙の影響としては、肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症、気管支喘息の発病と悪化、咳などの慢性呼吸器症状及び中耳炎があります。また、出生後の受動喫煙は乳児突然死症候群のリスクを高めます。

なぜたばこはやめにくいのか?

やめられない喫煙の実態は、ニコチン依存症であることがわかっています。

こんなにある禁煙のメリット

禁煙は始めた直後から多くのメリットがあります。長年たばこを吸っていても禁煙するのに遅すぎることはありません。

 

禁煙にチャレンジ!

禁煙の方法にはいくつかあります。 自力で禁煙する方法も1つですが、ニコチンパッチや禁煙補助薬を使って禁煙することで、成功率はアップします!

禁煙治療

保険診療を実施している医療機関において、すべての方が保険診療対象になる訳ではなく、「ニコチン依存症」と診断された方が外来で治療を受ける場合が対象となります。
また、地域包括ケア推進課では母子保健事業や健康増進事業等で禁煙についての情報提供を実施しています。ご希望の方は個別禁煙サポートの実施も行っております。(要予約)

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 地域包括ケア推進課 保健予防係
〒592-8585
大阪府高石市加茂4丁目1番1号
電話:072-275-6319 ファックス番号:072-265-3100


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